肩関節の機能解剖が深い
お久しぶりです。
ようやく仕事が落ち着いたので久しぶりにブログを更新します。
これからも定期的に更新していけるようにしていきます,,,
|肩関節|
人体の各関節のうち、最大の可動域を持つ肩関節ですが動作も多岐にわたります。
屈曲/伸展
外転/内転
外旋/内旋
水平外転/水平内転
などなど、今さら考えるとここまで大きく動く関節だから障害も多くなるんですね(笑)
皆さんは、これら動作にに対してどんな筋肉が収縮していくのかを理解していますか?
逆に言えば、上腕骨に付着している筋肉のうちどれかが収縮したらこれらのうちどれかの動作になるということにつながるということです。
つまり私が言いたいのは、トレーニングの種目のやり方を必死で暗記することよりも、各動作で使う筋肉を詳しく知れば、鍛えたい筋肉に対して最善のアプローチ方法が見えてくるということです。
例えば、大胸筋を鍛えたいとしましょう。
大胸筋の作用は、大まかに屈曲・内転・内旋になります。
特に上部線維は、屈曲と内転の動作で強い収縮を見せ、下部線維は内転と内旋の動作に主に使われやすいです。
大胸筋の真ん中を鍛えたいのであれば、屈曲と内転を大きく使うベンチプレスを行うことは間違いではないですが、水平外転の動作をエキセントリック収縮させた方が大胸筋に入りやすくなります。
上部であれば、椅子の傾斜を利用したインクラインでのベンチプレスが効果的です。
下部なら、少し上にあるケーブルを斜め下に引っ張るケーブルプッシュの動作が効果的になります。
などなど、大胸筋を鍛えたいだけでも様々なやり方があり、様々な考え方があります。
単純に筋肉の名前を覚えることではなく、筋肉にはどんな作用があるのか?
などを考えていくことが有用といえます。
解剖の教科書で見てほしいのは、『起始』『停止』の位置と『繊維方向』です。
次回も肩関節の機能解剖についてお話していきます!
ではでは~\\(>_<)