退歩のススメを読んで
最近早起きをして読書をするということをしゅうかんかさせようと努力しています。
三日坊主にならないように頑張っていきます。
さて、先日『退歩のススメ』という本を購入し本日読み切りました。
ざっくり内容を説明していきます。
|内容|
この本は、禅僧の藤田一照さんと韓氏意拳の武術家である光岡さんが対話形式で進めていく内容になります。
中身は、仏教のこと武術のこと含めて様々な言葉が飛び交います。
現代社会を生きる我々は、古代を生きる日本人の身体観を持っていないため本当の意味で禅を知ることができなくなっているということ。
日本人という部族が、欧米や西欧を取り入れた結果日本人自身の身体観が崩れてしまい、「心」と「体」が分離してしまっているため、心の中で何かしら靄っとしたものを感じながら日々過ごしているということ。
|トレーナーとして|
この『日本的な考え方』をトレーナーとして考えてみると、私は非常に面白く思いました。
私自身トレーナーとして活動する中で、トレーニングの種目やセット組などを考えるとき、そのベースにあるのはアメリカの考え方です。
日本人にトレーニング指導するのに、アメリカのトレーニングのベースを適用してしまうのは果たして本当に効果的なトレーニングといえるのであろうか?という疑問が常にありました。
トレーニングの原則である漸進性の原則
日本人として、古代の身体観へと退歩していくことも非常に重要なことであると感じました。
前に進むことを念頭に置くのではなく、まずは止まってみると。
そこからまた視界を広げていくことが最終的な進歩につながる気がします。