モンハンとモーションキャプチャー
ここ3か月くらいモンハンにはまってひたすらやっています。
最近のモンハンのCGは非常にリアルで、モンスターもなかなかにはくりょくがあります。
モンハンをやっていて思ったのは、『ハンターの動きがものすごくリアル』ということです。
(こんなことを思うのは職業病でしょうか(笑))
調べてみたところ、ハンターの動きや武器の使い方などは、モーションキャプチャーを使って、実際に人の動きを参考にしているそうです。
カプコンの本気がうかがえますね。。。
モーションキャプチャーというのは、身体の動きの軸となる関節にしるしをつけて360度からカメラで撮影し、それを客観的に観察するものになります。
個人の筋肉の大きさや体型に左右されず『ただその人の動作のみを抽出したものになる』ので自分自身がどんな動きをしているのかものすごく分かります。
実はこのモーションキャプチャーは、スポーツの世界でとてもよくつかわていています。
例えば、大会で優勝するような選手と自分のモーションキャプチャーをとりそれを比較します。
モーションキャプチャーはコンピューター上で作成するため、その二つの動きを重ね合わせてみてみると、自分自身の動きが何が悪いのかが具体的にわかるわけです。
完成したものを見るのはとても面白いですが、作成するのは非常に非常にめんどくさいので、あまりやりたくはないですね(笑)
最近のYouTube広告
最近YouTubeを見ていると、株の広告とダイエットの広告が良く流れます。
スキップを忘れて流してみるとなかなか面白かったので、ここに書いていきたいと思います(笑)
ダイエットの広告
これに関しては、非常に胡散臭いですが言っていること自体は本当のことです。
痩せるために有酸素運動『だけ』行うのは、元あるミトコンドリアの数が減少してしまうため筋力の低下が起きてしまいます。
そのため、筋肉減少により基礎代謝が低下してしまい結果として太りやすい身体になってしまいます。
ただ、ダイエットにおいて筋トレだけ行っているのは非常に効率の悪いものであるので、基本は筋トレと有酸素運動を組み合わせた内容にしていくことが現在では推奨されています。
痩せ菌に関して
痩せ菌というのは、腸内に存在する数兆個に及ぶ腸内細菌の配列のことを指します。
例えば、同じ内容の食事・運動をしても身体の痩せ方や太り方には偏りが出てきてしまいます。
この原因は以前までは遺伝子情報である『ヒトゲノム』であると考えられていましたが、このヒトゲノムは痩せることや太ることなどに関しては無関係であるとわかりました。
そもそも、人間の遺伝子情報と猿の遺伝子情報の数は数10個ていどしか変わりありません。
そしてこの痩せ菌は、『いくら食べても太らない人』と自称している人が体内に宿していることが多い菌のことを指します。
しかし、この菌は食事や運動などで増やすこともできますが、逆に食事や運動で簡単に減っていきます。
大切なのは継続できることなのです。
退歩のススメを読んで
最近早起きをして読書をするということをしゅうかんかさせようと努力しています。
三日坊主にならないように頑張っていきます。
さて、先日『退歩のススメ』という本を購入し本日読み切りました。
ざっくり内容を説明していきます。
|内容|
この本は、禅僧の藤田一照さんと韓氏意拳の武術家である光岡さんが対話形式で進めていく内容になります。
中身は、仏教のこと武術のこと含めて様々な言葉が飛び交います。
現代社会を生きる我々は、古代を生きる日本人の身体観を持っていないため本当の意味で禅を知ることができなくなっているということ。
日本人という部族が、欧米や西欧を取り入れた結果日本人自身の身体観が崩れてしまい、「心」と「体」が分離してしまっているため、心の中で何かしら靄っとしたものを感じながら日々過ごしているということ。
|トレーナーとして|
この『日本的な考え方』をトレーナーとして考えてみると、私は非常に面白く思いました。
私自身トレーナーとして活動する中で、トレーニングの種目やセット組などを考えるとき、そのベースにあるのはアメリカの考え方です。
日本人にトレーニング指導するのに、アメリカのトレーニングのベースを適用してしまうのは果たして本当に効果的なトレーニングといえるのであろうか?という疑問が常にありました。
トレーニングの原則である漸進性の原則
日本人として、古代の身体観へと退歩していくことも非常に重要なことであると感じました。
前に進むことを念頭に置くのではなく、まずは止まってみると。
そこからまた視界を広げていくことが最終的な進歩につながる気がします。
ヒンジ動作に関しての見解
先日業務委託先でスタッフ研修をさせていただいたとき、テーマをヒンジ動作として行いました。
下半身のフリーウェイトのトレーニングにおいて欠かすことのできないこの『ヒンジ』ですが、一般の方に教えることに非常に難儀します。
何よりも、立位姿勢から体幹部を安定させた状態で股関節を屈曲していくことはトレーナーの中でもできない人が多々いらっしゃいます。
本日はそんなヒンジ動作に関してのお話を上げさせていただきます。
■股関節屈曲とヒップヒンジ
ヒンジといわれるとまず思い浮かぶのは、スクワット・デッドリフトです。
これらは特にヒンジの動きを必要とし、ヒンジが出来なければ目的の部位に利かせることが出来ません。
さて、ヒンジは立位姿勢で行う股関節屈曲の動作です。
つまりASLRのような動きを立位で行っているにすぎません。
それなのになぜこの動作が難しいかといえば...
立位姿勢だから
立位姿勢とは、姿勢を制御するために様々な筋肉を常に使っている状態です。
立位姿勢で何か動作を行うことは、あらゆるポジションの中で最も困難な姿勢であるといえます。
逆に最も簡単な姿勢は何かと言えば、それは仰臥位です。
■ヒンジの準備
ヒンジを行うためには、正常に股関節屈曲の動作が行えることが最低条件となります。
正常に股関節屈曲を行うことはすなわち、骨盤前傾を伴う屈曲を指します。
なので、まず静的姿勢の段階で骨盤が後傾している人はヒンジをしにくい下地が整ってしまっているため、骨盤前傾を阻害してしまっているファクターを取り除かなければなりません。
準備段階として行うこと
- 骨盤を後傾させている筋肉を筋膜リリース or ストレッチ
- 仰臥位で股関節屈曲の動作のエクササイズ
- 胸椎伸展の動作のエクササイズ
- 立位でヒンジ動作
私がトレーニングを行うのであれば、大体このような順番でW-UPを組みます。
■最後に
ヒンジ動作は、QOL向上においても競技パフォーマンスの向上においても欠かすことのできない動作です。
特に初めてトレーニングを行う人には段階をしっかりと踏んで教えていくようにしていきましょう!!
ウォーキング・ランニングで膝を痛めないポイントは...
皆さんこんばんは。
暑い季節になり、肌の露出が増えて体系や贅肉が気になる季節になりました。
この季節、ランニングを始める人も多いと思います。
ちなみに私は、ランニングがものすごく嫌いです(笑)
ランニングを続けていくと、しばしばひざの痛みや股関節の痛みに悩まされる方が多くいらっしゃいます。
本日は、賢く効果的にランニングを続けていくためのポイントをお話していきます。
|軽く見られるウォーミングアップ|
皆さんはウォーミングアップを行いますか?
行う人は何を目的にウォーミングアップを行いますか?
というのも、ウォーミングアップはこれから行う『ランニング』という行為の準備になります。
単純に心拍数を上げることをウォーミングアップとしているのであれば、それは準備不足といえます。
『ランニング』という行為は歩く動作と違い、両足が地面から離れている瞬間が存在します。そのため、ウォーキングよりもひざや足首のクッションの作用が求められます。
そして何よりも、股関節から脚を動かしていくということも忘れてはなりません。
上半身は、背中が丸まれば肺に空気を入れることが非常に非効率になる為、胸を張って腕を振ることも重要になります。
と、このようにランニングというのは様々な動作が複合されて成立している運動です。
この動作一つ一つが欠けてはならない歯車です。
ウォーミングアップは、これらの歯車をしっかり噛み合わせ、潤滑させる役割を担う非常に大切なものなのです。
|ケガをするのは…?|
結論からお話していくと、ひざをケガする理由は大まかに4つ
- 着地の時ひざがつま先と同じ方向を向いていない
- 蹴りだす力が足りていない(つま先で押し出す力が足りず推進力が足りない)
- 偏平足
- お尻の力が足りていない
とくに多いのは、着地の時膝がつま先と同じ方向を向いていない走り方をしている人です。
この人たちは、太ももの外側にある大腿筋膜張筋・腸脛靭帯と呼ばれる筋肉・筋膜が固まってしまっている人が特に多いです。
それに続き、お尻の横側にある中殿筋と呼ばれる筋肉が弱くなっている人も多いです。
そんな人には、このエクササイズがお勧めです。
走る前に少しだけ刺激を入れるだけでも身体はしっかり反応してくれるので、是非ウォーミングアップに取れ入れてみてください!
少しの気遣いで身体は非常に素直になります!
身体を気遣っていきましょう!
長時間イスに座る人の姿勢分析
6月も残り1/3ですね...
今年は梅雨は来るのでしょうか...。
私がトレーナーをはじめて今年で8年目になります。
本当にたくさんの方を指導させていただきました。
その中で、最も多かったのが『デスクワーク』の仕事を行われている方たちです。
職種は役所の事務や会社の財務など様々ですが、共通して言えるのは『1日6時間以上座っている』ということです。
さて、そんな『デスクワーク』をしている方は身体にどんな変化が起こるのでしょうか?
|デスクワークの姿勢|
デスクワークをしている人の状態
- 長時間マウスとキーボードを扱うため、肩内旋が強調される
- 画面をのぞき込むため、頚椎が直線になる
- イスに座り続けるため、骨盤が後傾する
- 肩内旋の影響で、肩甲骨が外転し胸椎が後弯する
ざっとこんな感じです。
この状態による筋肉の反応として
すべて当てはまる人もいれば、一部しか当てはまらない人もいます。
トレーナーとして、身体の歪みやニュートラルではない状態を見極められるようになれば、歩き方や仕事を聞くだけでもある程度身体の状態を知ることが出来ます!
ほんじつはこのくらいにしておきましょう!!
ジムに行き、真っ先にサイドレイズを行う人たちへ
最近、トレーニングを行っている方をよく見かけるようになりました。
夏に向けて、魅せられるボディを目指して頑張っていることは非常に良いことだと思います。
夏とは言わず年中しっかり頑張ってほしいですね(笑)
|ウォーミングアップの認識|
さて、そんな筋トレを行っている方たちを観察するとあることに気づきました。
『ウォーミングアップをやってない...』
酷いところは、トレーナーがついているにもかかわらず自転車をこいで心拍数を上げるだけのウォーミングアップをまだ行っているところもある始末。
確かに、トレーニング時間が削られるためウォーミングアップはできるだけ手短に済ませたいのは非常によくわかります。
しかし、身体の状態を機能的にしておかなければトレーニングで十全の効果は期待できません。
例えば、ベンチプレスで大胸筋を鍛えていこうとしたとき、胸椎がちゃんと動くのか?肩甲骨は寄せられるか?股関節はしっかり伸びるのか?ということを考えていかなければなりません。
もし一つでもできないことがあるのならば、胸に利かせられるトレーニングを行うことはできません。
|正しいウォーミングアップ|
まず言っておきます。
サイドレイズでは、ベンチプレスやデッドリフトのウォーミングアップにはなりません。
サイドレイズは肩のトレーニングです。
腕を挙げる角度により、三角筋の前部・中部・後部に利かせられるトレーニングです。
それを真っ先に行うことで得られるのは肩への刺激と疲労だけです。
(ある程度ウォーミングアップをした後に行うのであれば、わからなくもありませんが)
では、何を行うべきなのか?
まずはこのトランクローテーションです。
このエクササイズは、胸をしっかり開いていくということと、肩甲骨の動きを伴うためベンチプレスを行う際の胸を張る動きに繋げることが出来ます。
次にコブラ
このエクササイズは、肩甲骨を寄せる動きと胸を張る動きをします。
特に肩甲骨を寄せていくときに肩をすくめないようにすることは、トレーニング全般で胸を張る動きや、デッドリフトでヒンジに入れていく際に姿勢を崩さないように行うために重要なことです。
とりあえずこの二つを特にベンチプレスを行う前に行うようにすることをお勧めします。