ジムに行き、真っ先にサイドレイズを行う人たちへ
最近、トレーニングを行っている方をよく見かけるようになりました。
夏に向けて、魅せられるボディを目指して頑張っていることは非常に良いことだと思います。
夏とは言わず年中しっかり頑張ってほしいですね(笑)
|ウォーミングアップの認識|
さて、そんな筋トレを行っている方たちを観察するとあることに気づきました。
『ウォーミングアップをやってない...』
酷いところは、トレーナーがついているにもかかわらず自転車をこいで心拍数を上げるだけのウォーミングアップをまだ行っているところもある始末。
確かに、トレーニング時間が削られるためウォーミングアップはできるだけ手短に済ませたいのは非常によくわかります。
しかし、身体の状態を機能的にしておかなければトレーニングで十全の効果は期待できません。
例えば、ベンチプレスで大胸筋を鍛えていこうとしたとき、胸椎がちゃんと動くのか?肩甲骨は寄せられるか?股関節はしっかり伸びるのか?ということを考えていかなければなりません。
もし一つでもできないことがあるのならば、胸に利かせられるトレーニングを行うことはできません。
|正しいウォーミングアップ|
まず言っておきます。
サイドレイズでは、ベンチプレスやデッドリフトのウォーミングアップにはなりません。
サイドレイズは肩のトレーニングです。
腕を挙げる角度により、三角筋の前部・中部・後部に利かせられるトレーニングです。
それを真っ先に行うことで得られるのは肩への刺激と疲労だけです。
(ある程度ウォーミングアップをした後に行うのであれば、わからなくもありませんが)
では、何を行うべきなのか?
まずはこのトランクローテーションです。
このエクササイズは、胸をしっかり開いていくということと、肩甲骨の動きを伴うためベンチプレスを行う際の胸を張る動きに繋げることが出来ます。
次にコブラ
このエクササイズは、肩甲骨を寄せる動きと胸を張る動きをします。
特に肩甲骨を寄せていくときに肩をすくめないようにすることは、トレーニング全般で胸を張る動きや、デッドリフトでヒンジに入れていく際に姿勢を崩さないように行うために重要なことです。
とりあえずこの二つを特にベンチプレスを行う前に行うようにすることをお勧めします。